皆様こんにちは(^-^)

大変気持ちの良い季節になってきました。
代官山オフィス近くのテラスレストランはいつも満席でとても気持ちが良さそうです♪

さて、先日は、大変素晴らしい方のお宅にお邪魔をさせていただきました。

インテリアデザイナーの中本博子先生です。
中本先生は、日本のインテリアの礎を築かれた方です。
現在の日本を代表する大手インテリア資材メーカーの成長や戦後の西欧インテリアは、先生の牽引なくては無しえなかった事でしょう。

終戦後に日本でいち早く西欧のインテリアに触れられ、カルチャーショックを受けられてアメリカ留学をされた時は、船での渡米だったそうです。
その時の体験談はあまりにも素敵で、とてもワクワクして聞き入ってしまいました。

私も、美大時代に初めての海外渡米の仕事を頂き、無鉄砲に突進して行った事を思い起こしましたが、その何倍もの勇気や希望があられたことだと思います。

もう私の時代には、面格子や飾り縁のモールなどは、製作をしているメーカーがありましたが、まだ日本にそれらを作るノウハウや本来のデザインは入って来ておらず、一からの製作だったそうです。
ご自分の満足いくものを妥協無く納めるまでは、その都度プレッシャーをはねのけ、乗り越えられたのだと思います。

私も、1回1回の仕事に120%がモットーでしたが、そこまで持っていくには自分だけではなく、クライアントはもちろんのこと建築士さん、職人さん、との関わりも大切になってきます。
先生はその中の軌跡で、数多い素晴らしい作品を残されており、私たちの教本となっています。

中本先生のお宅では私が好きなファブリックがとても沢山あり興奮しました。
また、今の日本のコーディネーターが使っているフランス商材の発音が全く違っていることなど、いろいろと改めて勉強させて頂きました。

先生は広島で被爆を体験されています。
現在は、世界の平和の象徴であるに相応しいようにと、広島の玄関口でのモニュメント設立に力を注がれています。
目の前の方の幸せだけでなく、すべての人々の幸せと平和を望まれるお気持ちに敬意を払わずにはいられません。
私たちHOUSE OF JAPAN も微力ながらご支援させていただこうと思います。
ウェブサイトを開設し、広く協力を呼びかけていらしゃいます。
賛同者リストには、聖路加国際病院の日野原重明理事長をはじめ、デザイナーの三宅一生氏やバレリーナの森下洋子さんたち広島市出身やゆかりの著名人が名前を連ねています。

HIORSHIMA GATEWAY TO PEACE http://www.hiroshimagatewaytopeace.org/hiroko-nakamoto/
HIORSHIMA GATEWAY TO WORLD PEACE http://hiroshimagatewaytoworldpeace.org/New_Site/

お目にかかる前はとても緊張を致しましたが、温かく迎え入れて頂きました。また聡明なお人柄に憧れてしまいました。
80歳を過ぎておられますが、大変にお若くチャーミングで優しい笑顔の女性でらっしゃいます。

普段は日本とアメリカを行き来されており、大変お忙しい日々を送っていらっしゃいます。

私たちHOUSE OF JAPANも、皆様により多くの幸せをお届けできるような、クリエイティブチームに成長していけるよう頑張っていきたいと思いました。

KAKO